【開催報告】共に学び、生きる共生社会コンファレンス in 藤沢(1/26)

共生コンファレンス

1/26(日)に、「共に学び、生きる共生社会コンファレンス in 藤沢」を開催いたしました。当日ご参加いただいた皆様、ありがとうございました!

プログラムや登壇者などの詳細はこちら(開催案内)↓

日時

2025年1月26日(日)15:30~18:30

会場

・メタバース「FUJISAWA Metapara-dise of Arts 💫SPHERE」
・藤沢市役所5F会議室
・YouTubeライブ配信

※メタバース会場は現在も入室可能です。ぜひ、アート作品などをご覧ください。
※当日の様子は、YouTube動画からご覧ください。

参加人数

藤沢市役所:計17名
メタバース:計18名

プログラム 

第1部:読書バリアフリー(藤沢市役所/メタバース・YouTubeライブ配信)

・国内における取り組み事例を紹介(文部科学省 男女共同参画共生社会学習・安全課障害者学習支援推進室)
・海外における取り組み事例を紹介(認定NPO法人エファジャパン プログラムマネジャー/鎌倉 幸子 氏)
※ファシリテーター:専修大学文学部 教授/野口 武悟 氏

【当日のコメント】
令和元年に「読書バリアフリー法」が施行されて約5年半。まだ普及において課題があるなか、障害の有無にかかわらず、誰しも加齢などにより「本が読みたくても読めない」という経験をする可能性がある。
「読者バリアフリー」は、行政や図書館、出版社などだけが取り組むものと思われがちだが、一人ひとりができることを考えることが大切。まずは、実際にさまざまな読書方法があることを知ること(オーディオブックを読んでみるなど)、周りの人と「読者バリアフリー」について話してみることから始めてはいかがだろうか。

※当日ご紹介した「メタバース朗読会」について:
アキラックスさんが制作したワールド内で行われているメタバース朗読会は、就寝前に参加すると安心して眠れるということで人気があります。(詳細はこちら

▲メタバース会場の様子
▲藤沢市役所会場の様子
▲藤沢市役所会場の様子
▲藤沢市役所会場の様子

第2部:メタバースで遊ぶ(メタバース・YouTubeライブ配信)

・メタバースにおける取り組みを紹介(医療法人稲生会 理事長/土畠 智幸 氏)
・アート作品の鑑賞ツアー(鎌倉 幸子 氏)
・ワールド体験ゲーム(土畠 智幸 氏)

【当日の様子】
ワールド内に展示されたアート作品(藤沢支援学校の作品、カンボジア生徒の作品、みんなの大学校の作品など)に込められている想いを聞きながら、みんなで鑑賞。また、ワールド体験ゲームでは、ワールド内に関するクイズに答えながら、まるでテーマパークのような世界観を楽しんだ。

▲アート作品の鑑賞ツアー
▲アート作品の鑑賞ツアー
▲ワールド体験ゲーム

参加者の感想、質疑応答

感想

【読書バリアフリーについて】

・読書のバリアフリーについての理解が深まりました。公民館等、多様な住民に近い施設におけるさらなる推進が必要だと感じましたし、行政とNPO等(図書館と医療機関等)の連携も今後求められるのだと学ばせていただきました。

・読書バリアフリーについての話を聞き、今後「本」というものの概念が変わっていくだろうと思いました。いわゆる紙とペンによってできたものを目で読み取るというものから大きく変わっていくだろうと思いました。そうなっていくと、バリアもバリアでなくなるだろうと考えます。

・今回は「読書バリアフリー」がテーマでしたが、各専門の方々の話を聞けて参考になりました。国の施策が知ることができたのもよかった。

・障害者が本を読みたがっている、本が必要なんて想像もしない事でした。私は福祉事業所で働いていて、ウクレレを弾いて利用者さんのリクエストでみんなで歌うことをしています。字の読めない人には歌う前に歌詞を一緒に読んで歌います。なんとか繰り返すうちに覚えてくれますし、歌うことによって話し言葉も明瞭になります。今日の講座を職場でも話題にします。日々の中で役立てることができればと思います。ただ、ボランティアをどのように考えているのかは気になります。安くても対価として実費は支払うことが常識になると良いと思います。

【メタバースについて】

・様々なメタバースがあるのですね。当事者の方がどう活用しているか知りたいです。

・メタバースは今後の可能性を秘めていると感じました!一日も早く普及することを願い、良さを伝えていきたいと思います。ありがとうございます。来て良かったです!

・メタバースはやはり大勢で中に入ったほうが楽しいですね。残念ながら自分のスマホはスペックの関係か、途中で何度も落ちてしまい入り直さなければいけませんでした。今後普及していく際、ハード面が大きながポイントになっていくように思います。

・スマホでメタバースの操作をしていたが、途中で指が痛くなってしまった。

【全体】

・私の日常では知れなかったこと、経験できないことを体験でき、とても充実した時間を過ごして楽しかったです。「学び」という意味では、障がいのある方でなくても、情報を取れるかどうかでこうした場所にたどり着けるかどうかが変わってくるという問題は同じだなと思いました。

※アンケート内容を一部引用・再編集して掲載しています

質疑応答

当日、ご質問いただいた内容については、順次このページでお答えします。

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主催:認定NPO法人藤沢市民活動推進機構/文部科学省
共催:藤沢市
技術協力:一般社団法人日本Web3.0推進協議会 理事 吉井大輝(メタバース空間制作、作品展示キュレーション)